童心の小宿 なみ路
土と戯れ火と戯れ 季節を感じ生きる
童心の小宿 なみ路は、
築90年の古民家を改装したゲストハウス。
家庭菜園や石窯の体験もでき、
童心に還り、
想像・創造する楽しさを
思い出せるきっかけになります。
暮らしのなかに宿がある 初めてなのに懐かしい
兵庫県出身。1999年から米子市で暮らしていた里道さんは地上4階に住みベランダにあるプランターで、お花や野菜をいっぱい育てていましたが「地に足をつけて生きたい、土をかまいたい、猫の額ほどでも遊べる場所が欲しい!」と思うようになり、次に思い浮かんだのは「畑の横でピザ窯を作って遊ぶ」という事でした。
当時、不動産関係での仕事柄、自らの足で畑や更地を貸してくれる人を探し始めましたが法令上の制限などで何度も断念せざるをえない経験もしたそうです。
そんな時、偶然見た「島根定住移住財団」のホームページで築90年の古民家が目に止まり、ここであればDIYがなによりも大好きな自分が一生楽しめる。そして約20年前、松江市内方面から境港へ抜けるために初めて堤防を渡った時の水面を走るような爽快感や大根島が異国のように感じたこと、ほかほかした黒ぼく土に魅力を感じたことも思い出し、活動的な大根島の人たちと
当時の構想を全て書き記したノートには自分がしたい事や思い付いたアイディアなどが細かく記されており、宿名は巣に帰る、素に還るという意味合いからから「スニカエル」にする予定でしたが、好きじゃなかった自身の名前も親への感謝と共に、今こそ使うべき!という想いが頭をよぎり、古民家の改修も何かを作りだすことも、幼い頃に経験した廃墟地に新たな基地を作るようなワクワクする感覚と同じで童心そのもの。心地よい場に還るのも童心。大根島が、ココがそんな場所であるように「童心の小宿 なみ路」と改めたそうです。
とにかくモノ作りが大好きな里道さんは、余りがちな旬の食材を使った保存食や味噌、シロップなども手作りし、日々の生活を楽しんで暮らしています。
そんな里道さんが今も尚、作り続けている「童心の小宿 なみ路」は体験型のゲストハウスで、大根島ならではの洞窟探検や、家庭菜園と石窯の体験もでき、家庭菜園で収穫した野菜を使用した料理には決まったメニューはなく、何が出てくるのかは見てのお楽しみです。